-
米連邦準備理事会 4回目の利上げと日銀の政策修正について
社長ブログ2018.12.21
米連邦準備理事会(FRB)は、3ヵ月ぶりに利上げを決行しました。
トランプ大統領が利上げについて「常軌を逸している」など繰り返し発言をしていたことなど
利上げをしないのではないかとの憶測がありましたが、今年の景気が非常に堅調であることから
決行されました。ちなみにトランプさんは、利上げによりドル高により、輸出産業がダメージを受けるのをとても
嫌がって、露骨に反論をしています。
写真は、パウエル議長を恨めしそうに見ているトランプ大統領です(笑)かたや日本の中央銀行である日銀は、それと逆行する政策、長期金利を0%に誘導する政策
を維持する決定を先日の金融政策決定会合で行っています。ちなみに、日米の金利差が広がると円安圧力につながります。
では逆に、金利差が縮まると円安圧力につながります。
分かりやすく説明をすれば、アメリカとの金利差が縮まれば、安定資産の円が買われ、購入資金を
ドルを売って作ることから、結果、円高ドル安になります。そこで本題です。
日銀もそろそろ物価上昇2%の目標をすて、利上げをする結論の道筋を作る必要が出てきます。そもそも消費税が上がるのに物価が上がると言うのは、まず考えにくく、また世界的に利上げの
流れになっているので、日本だけ円安・0金利政策を続けるのは厳しいと思われるからです。ただ、金利が上がると円高になり、輸出産業が多い日本の企業には大打撃となり、株価の
暴落につながります。いまアメリカの利上げに関して、恨めしそうにしているのはトランプさんと日銀の黒田総裁かも
しれませんね~