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スルガ銀行のそもそもの問題①
社長ブログ2018.11.21
昨今、騒がれているかぼちゃの馬車から発したスルガ銀行問題。
ここで一つ言いたいことは、もともとスルガ銀行は属性が悪い人と呼ばれる
(例えば、自営業者、転職してすぐのサラリーマン、会社役員など)
方々の最後の砦といわれた銀行でした。もちろん金利が高いとは言え、通常都市銀行などでは自己資金を2割入れるように
と言われていた人たちにとっては大変有難い存在でした。
5000万円の住宅ローンを組むのに自己資金を1000万円いれるなど
簡単なことではありませんね。
そこでスルガ銀行は、リスクを承知で融資し、金利を高くとるというビジネスを
展開しました。ちなみにゆうちょ銀行は、するが銀行の住宅ローンを媒介しております。
また金融庁及びマスコミも頭を使って成功した地銀の雄としてもてはやしており
創業者も経営者の鑑としてもてはやしていていた事は記憶にあるでしょうか?今回の問題の本質は以下の点にあると考えます。
➊ アベノミクスの金融緩和政策及びマイナス金利
➋ 銀行(特に地銀)の企業融資能力の低下
➌ かぼちゃの馬車(スマートライフ)が先導したシェアハウスの夢物語
➍ 不動産投資家のリスクヘッジの問題かと思います。
次回はこの問題の本質を掘り下げていきたいと思います。